面接選考時の用語

グループディスカッション(GD)
与えられたテーマについて3~8人程度のグループに分けられ議論をします。
グループディスカッションでは主に、協調性や価値観の共有、話の聞き方や導き方なども問われます。
よくグループディスカッションでリーダーをやらなかったから選考されなかったのかと考えるケースがありますが、リーダーかどうかではなく、グループの中で協調性を持ちながら、自分の意見も発言できるようにすることが大切です。

プレゼンテーション面接
あらかじめ用意されたテーマに沿って、決められた時間内で自分の意見を面接官の前で発表する面接スタイルになります。近年プレゼンテーション面接も増えてきています。
プレゼンテーション面接のテーマは、面接の当日、もしくは事前にテーマが与えられます。内容は、自分自身をプレゼンテーションする場合が多いですが、事業戦略や販売戦略といったテーマを出題する企業もあります。
テーマは何であれプレゼンテーション面接も緊張しますので、面接同様事前に練習しておくことが良いでしょう。

自己紹介
その場に応じてですが、大学名と学部、名前を名乗ります。
その上で、面接機会のお礼や簡単な自己PRをする場合もあります。
自己紹介はどこまで話せばいいのかという質問がよくありますが、30秒程度の簡単な自己PRを用意しておくのをおススメします。

自己PR
自分の強みとなる部分、長所などを、今までの経験や具体的なエピソードで話します。
話がまとまっていなかったり、5分も10分も話続けたりする人もいますが、聞いている面接官に理解してもらえるように簡潔に分かりやすく説明することがポイントになります。

集団面接(グループ面接)
3~6名程度の志望者が一度に面接を受ける形式の面接になります。
面接形式の上、志望者一人にかけられる時間が少ないため、質問内容はさほど深くなく「自己PR」「志望動機」「今まで頑張ってきたこと」など、よくある質問をされることが多いです。
しかしながら、集団面接は、「他人の前でしっかり発言ができているか」「質問に対して正しく分かりやすく答えられているか」などを比較して見ることができるため、個人面接とは別の角度で選考されている点もあることは注意が必要です。
集団面接では、周りの人の「奇抜なエピソード」に萎縮してしまい面接で萎縮してしまうことがあります。しかしながら、面接官は「奇抜なエピソード」を聞くために面接はしていませんので、経験を通して得た自分の強みを自信を持ってアピールしましょう。

個人面接
学生と面接官が1対1、または、学生1人と面接官複数で行う面接の形式になります。集団面接に比べて1人にかける面接時間は長くなるため、質問内容も深くなっていきます。また質問に対する回答も、より具体的に、より詳細な内容が求められます。個人面接では、これまでの経験、自己分析、企業分析、将来のビジョンなど就職活動で問われるあらゆることが凝縮された場になります。
緊張しないようにといっても緊張してしまうものですが、自分の思いをしっかり伝えるようにしましょう。緊張すると早口や小声になってしまう人も多いので、はっきりとした声で話すことが大切です。


圧迫面接

近年ではだいぶ減ってきたとも言われていますが、基本的な目的は、高圧的な態度で学生と接することでストレス耐性などを見るために行う面接になります。
圧迫面接だと感じても、落ち着いた回答ができるよう面接官の意図を汲み取ることは大切です。しかし、面接の場は企業側とともに学生側も企業を選択していますので、自身の目で企業を判別してください。

逆面接
逆面接(逆質問)とは、多くの面接の場では最後に「逆に何かご質問はありますか?」と面接官が尋ねてくる企業側に質問や疑問点を聞ける機会です。
最近では、「次回の面接では逆面接を実施します」とする企業も増えています。この場合の逆面接は、もう少し事前に準備が必要になります。
しかしながらどのパターンであっても、逆面接の内容でその人がどのくらい企業理解をしているのか”意欲”を見られています。
よく不採用通知を受け取ると「最後に質問しなかったのがいけなかったのか?」と振り返る方もいますが、逆面接だけで合否は決まりません。しかしながら質問がないのは意欲がないという印象を与えます。
「何を質問したらわからない」を解決する方法は、企業研究を徹底的にすることです。少し調べれば分かる程度の質問をするのは、逆にマイナスな印象を与えることもあるので注意が必要です。